About本研究室・主宰者の紹介
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Research Area社会学,ジェンダー研究,メディア/文化研究,差異・境界に関する学際研究,メディア/テクノロジーの社会・文化分析
Gender studies; media and cultural studies; social and cultural analysis of difference and power related to media and technology |
Our Vision「自然」,「普通」,「当たり前」を疑う。そんなクリティカルな作業を通して新たな知と価値を生み出し,多様性に開かれた社会づくりに貢献することを目指しています。
20世紀後半以降,人文・社会科学を中心に展開されてきたジェンダー,セクシュアリティ,階級,人種,民族,障がい等の社会的差異の研究は,個人の生き方や社会の発展を制約する社会的・文化的なるもの(法律・政策,意識・認識,知,規範など,またそれらをめぐる差異と権力)の存在と問題を指摘し,そのあり方に修正を迫ってきました。またその取り組みを通じて,既存の枠にとらわれない思考の醸成と新たな知の創成をリードしてきました。本研究室では,このような営みを継承し,過去を振り返り現在についての理解を深め,来るべく未来を構想します。 We aim to produce new knowledge through critical analysis of difference, power and self-evident truth. |
Chair
本研究室主宰者|田中洋美
明治大学情報コミュニケーション学部准教授。アムステルダム大学客員研究員(2022-2023),ユトレヒト大学客員研究員(2023-2024)。ドイツで社会学,ジェンダー研究を学ぶ。日常の当たり前を疑い,社会のありようを理論的・実証的に解明しようとする社会学と差異・境界をめぐる社会のあり方とその認識枠組みを問い直し,新たな知の地平を切り拓いてきたジェンダー研究を軸に,変わりつつある現代社会の諸相について研究。近年はメディア、テクノロジーにまつわる差異・権力関係の生成や親密性の変容について研究。学内ではMEIJI ALLY WEEK/ Gender Gradation Fashion Show(2015)等,学生の創造的活動をサポートすると共に学内外の様々な媒体で発信。近著に『デジタル社会の多様性と創造性』(共編著,明治大学出版会,2023年),『〈みる/みられる〉のメディア論』(共著,ナカニシヤ出版,2021年),『クリティカルワード メディア論』(共著,フィルムアート社,2021年)他。明治大学情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター 長(2019-2020),国際ジェンダー学会メディアとジェンダー分科会共同代表(2016-),東京都目黒区男女平等・共同参画審議会委員(2020-2023),上廣倫理財団ソーシャルメディア依存社会研究会メンバー(2023-2026)等を歴任。研究者データベース researchmap 掲載情報はこちら。 Hiromi Tanaka, PhD in Sociology (RUB, 2007), is an associate professor of gender, media and culture at Meiji University's School of Information and Communication. For more information please check researchmap. |